最近読んだ本「本泥棒」
『本泥棒』マークース・ズーサック 入江真佐子訳 早川書房
舞台は第二次世界大戦中のドイツ。主人公は10歳の少女。
語り手が死神というユニークな方法で戦争を描いています。
市井の人々の日常が戦況とともに一変し、少女は10歳から14歳になるまでの間に多くの「さよなら」を経験しなければなりませんでした。
独特な緊張感の中にあっても、人々の心の温かさや、ささやかなことへの感謝が伝わってきて、また抗えない力に対する無力さ、悔しさも伝わってくる作品でした。
映画化もされています。
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