最近読んだ本「生還者」
「生還者」 下村敦史 講談社
雪山登山中に雪崩に遭遇し命を落としてしまった兄。
遺品の中のザイルに人が手を加えたであろう切れ目を見つける。
兄は本当に事故死だったのだろうか?
同じ雪崩に遭遇し、奇跡的に生還したという人がテレビで証言をする。
吹雪の中兄たちのグループに出会い、助けを求めたが冷たく断られた。
別行動だったので、生還できたと。
兄は、そんな人ではないはず。
やがて、もう1人生還者が現れる。兄と同じグループで登山していたという。
その人は、もう1人の生還者とは出会っていないと証言した。
全く逆の証言をする2人のうち、どちらかが嘘をついている。
最後までハラハラしながら読みました。
真相にたどり着いた時、「えっ、そうだったの?」と呟いてしまうかも。
面白かったです。