「告白の余白」 下村敦史 幻冬社
実家を飛び出したまま、気ままに放浪生活していた兄が突然帰ってきた。
実家の農業を手伝ったことも無い兄が、土地の生前贈与を父に頼んできた。
家族は身勝手だと反発しながらも、承諾した。
土地の生前贈与が叶った途端、兄は自殺した。なぜ?
兄が実家に帰る直前に暮らしていた京都にその答えがあるかもしれないと弟の自分は出かけて行く。
このお話は、京都を舞台としています。
京都の文化の色々なことを物語の中に感じるとこができます。
雅なだけでは無い京都の特徴。
さすが、京都府出身の作者だから、
京都の人々の会話にリアリティがあります。