大草原のコブタの日記

自分のために、ホッとする事を書こうと思った日記です。

最近読んだ本「殺人を呼んだ本」

「殺人を呼んだ本」 赤川次郎 角川文庫 殺人現場にあった本や自殺に使われた本など事件にかから理のある本を収集した不思議な図書館。 ここで司書として働くことになった主人公が、本にまつわる過去の事件の真相を暴いていきます。 あらすじだけ見るとちょっ…

最近読んだ本「何者」

「何者」朝井リョウ 新潮社 学生時代の就職活動を思い出しました。その頃のことはこの小説を読むまですっかり忘れていました。 神経を尖らせながら、周りに置いて行かれないようにだとか劣等感でいっぱいになった時があったなと懐かしい気持ちで読みました。…

最近読んだ本「バーネット探偵社

「バーネット探偵社」モーリス・ルブラン 堀口大學訳 短編集で隙間時間に読みやすいです。 「料金は一切頂きません」というこの探偵社は、罪を犯して法の裁きを免れようとする人からは容赦なく何らかの罰を与える。 その罰にこそ、バーネット氏が裕福である…

最近読んだ本「月の影 影の海」

「月の影 影の海」上・下 小野不由美 講談社X文庫 上巻を読むのにエネルギーが必要でした。それは異世界に連れてこられた主人公に次々と試練が襲うことももちろんなのですが、それよりも主人公に元気が無いことが一番の原因です。 好奇心や自分の意思があま…

最近読んだ本「再会キャッチボール」

再会キャッチボール [ 山本甲士 ]価格:668円(税込、送料無料) (2016/8/8時点) 「再会キャッチボール」 山本甲士 小学館文庫 今まで一度も会ったことのなかった元俳優の実の父親からのオファーで、フリーライターの主人公は記事を書くことになった。 父親と…

今取り組んでいる韓国語のテキスト(「しっかり身につく中級韓国語」「前田式韓国語パワーアップドリル」)

中級のトレーニングとして使っているテキストです。 なかなか思うように進みませんσ(^_^;) 写真の右から、「しっかり身につく中級韓国語トレーニングブック」は1課の問題量も多く、その一つ一つを理解しながら進めるには時間がかかります。 問題は、文章の書…

図書館を利用する(相互貸借)

私はよく図書館を利用しています。 本を読むことが好きなので小説を借りたり、語学の本をよく借ります。 小説でも語学書でもそうですが、ネットで検索すると多くの方が面白そうな本や使いやすそうなテキストをブログ等で紹介されています。 ですが、それら全…

最近読んだ本「亜愛一郎の狼狽」

「亜愛一郎の狼狽」泡坂妻夫 創元推理文庫 探偵、亜愛一郎の短編集です。この名前を見たときに区切る場所を間違えて読んでいましたが、 本文を読むと苗字が「亜」さんで、名前が「愛一郎」さんなんですね。 おっとりとしてのんびりした人なのかと思っている…

最近読んだ本「街角の書店」

「街角の書店」フレドリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクスンの他 中村融 編 創元推理文庫 短編のアンソロジーです。紹介文に〈奇妙な味〉と表現されている通り奇妙な味わいの作品集です。 私は特に、「お告げ」と「アルフレッドの方舟」が面白かったです…

最近読んだ本「青玉は光り輝く」

青玉は光り輝く [ ケルスティン・ギア ]価格:1188円(税込、送料無料) 青玉は光り輝く【電子書籍】[ ケルスティン・ギア ]価格:1099円 「青玉(サファイア)は光り輝く」ケルスティン・ギア 遠山明子 訳 東京創元社 時間旅行者の系譜三部作の第2弾です。秘…

読んだ韓国語の本

「한국전래동화 불개」 火の犬(불개-プルケ)という韓国の昔話です。昔むかし、地面の国とお空の国の間に真っ暗な国があったそうです。その真っ暗な国の王様が国を明るくしようと思い、火の犬に太陽を取って来いと命令しました。でも熱くて熱くて、太陽を咥…

読んだ洋書

「GOING TO SLEEP ON THE FARM 」Wendy Cheyette Lewison pictures by Wijngaard イギリスの絵本です。男の子がパパに動物たちはどうやって眠るのか質問します。温かな寝床で眠る動物の話を聞くうちに男の子も眠たくなってきます。絵もとても可愛いおやすみ…

最近読んだ本「紅玉は終わりにして始まり」

紅玉は終わりにして始まり [ ケルスティン・ギア ]価格:1058円(税込、送料無料) 「紅玉(ルビー)は終わりにして始まり」ケルスティン・ギア 遠山明子訳 東京創元社 普通の女子高校生だった主人公がタイムトラベラーの能力を遺伝していた。親戚も家族もみ…

最近読んだ本「本泥棒」

『本泥棒』マークース・ズーサック 入江真佐子訳 早川書房 舞台は第二次世界大戦中のドイツ。主人公は10歳の少女。 語り手が死神というユニークな方法で戦争を描いています。 市井の人々の日常が戦況とともに一変し、少女は10歳から14歳になるまでの間に多く…

最近読んだ本「ローラフェイとの最後の会話」

『ローラ・フェイとの最後の会話』トーマス・H・クック 村松潔 訳 子供の頃に起こった事件のきっかけとなるローラ・フェイが、事件から20年経って自分の前に現れた。 彼女と会話するうちに、あの当時の出来事が少しずつ違った風に見えてきた。 本当はあの時…

最近読んだ本「嫌われる勇気」

『嫌われる勇気』 岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社 印象的なタイトルですよね。中身はフィクションの対話形式になっていて読みやすいです。アドラー心理学が元になっていて、自分自身と、自分を取り巻く社会と、自分の人生についての捉え方を教示してくれ…

最近読んだ本「文学少年と運命の書」

『文学少年と運命の書』渡辺仙州 作 ポプラ社 呉承恩少年の物語。本好きの少年が主人公なので、本を読むことが好きな私はワクワクしながら読みました。呉承恩といえば「西遊記」で有名ですね。不思議な力のある少女も登場するファンタジーです。 文学少年と…

最近読んだ本「さよならを待つふたりのために」

『さよならを待つふたりのために』ジョン・グリーン 作 金原瑞人・竹内茜 訳 岩波書店STAMP BOOKS 「生命が意識を持つ前にも時間は存在したんだから、いなくなった後だって時間は続いていく。人という存在の忘却が必然で、あなたがそれを不安に思うとしても…

最近読んだ本「秘密の花園」

『秘密の花園』 F・Hバーネット作 猪熊葉子訳 堀内誠一画 福音館書店 誰からも愛情をかけてもらえず、かたくなにわがままに育ってしまったメリーとコリンが喧嘩しながらも仲良くなり、お屋敷のタブーとされている秘密の庭を大人たちには内緒で蘇らせる様子に…

最近読んだ本「夏への扉」

『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン 福島正実訳 ハヤカワ文庫 SF 友人と婚約者に騙され全てを失った主人公が、冷凍睡眠保険から目を覚まし取り戻してゆく物語。 作品中に登場する家事ロボット(フレキシブル・フランク)を欲しいなと思いながら読みまし…

韓国語のテキスト

これから使うテキストです。この前まで使っていた、前田先生の『前田式 韓国語 中級文法トレーニング』がとても良かったので、このテキストも楽しみです。 「前田式」韓国語パワーアップドリル [ 前田真彦 ]価格:2484円(税込、送料無料) 前田式韓国語中級…

最近読んだ本「雨ときどき編集者」

『雨ときどき編集者』近江泉美 KADOKAWAメディアワークス文庫 日本の小説はほとんど海外では翻訳されていないのですね。日本の小説をドイツ語で翻訳し、ドイツで販売するという目標に向かって奮闘する青年の物語。かつての友人との友情、そして新しく出会っ…

最近読んだ本「アイネ クライネ ナハトムジーク」

『アイネ クライネ ナハトムジーク』伊坂幸太郎 幻冬社 2014年9月第1刷発行 図書館で予約をかけてから、借りるまでにずいぶん時間がかかりました。およそ1年半。 読み始めた時は短編集かとも思いましたが、長編小説のようです。 ちょっとした言動が、自分と…

最近読んだ本「コーヒーと恋愛」

「コーヒーと恋愛」 獅子文六 ちくま文庫 こんなに「コーヒー」という文字を見たら、コーヒーが飲みたくて仕方なくなりますよ。 インスタントのコーヒーしかないので、それを入れて物語を楽しみました。 昭和30年代に書かれた小説で、馴染みのない言い回しが…

最近読んだ本「僕はもう憑かれたよ」

「僕はもう憑かれたよ」七尾与史 宝島社 主人公が本が好きで、古本屋さんや新刊書店で本についてワクワクと語る場面が楽しかったです。その人の読みたい本を的確に紹介できる書店員さんが登場しますが、私も是非勧めて欲しいと思いました。 僕はもう憑かれた…

最近読んだ本「ルリユール」

大切な本を蘇らせてくれる「ルリユール」の技術。私も本が好きなので、できるだけ丁寧に扱うように気をつけています。それでも不注意で本を痛めてしまった時にはショックを受けます。だから、この技術はとてもありがたい貴重なものです。 物語の中でも、登場…

最近読んだ本「ホームズ連盟の事件簿」

「シャーロック・ホームズ」のシリーズに出てくる登場人物たちの冒険譚。私は特にハドソン夫人の冒険が好きです。バターたっぷりのマフィンも出てきて、思わず自分でもマフィンを作っちゃいました。 ホームズ連盟の事件簿 [ 北原尚彦 ]価格:1,598円(税込、…

英語リスニングのテキスト

英語リスニングのお医者さん(初診編) [ 西蔭浩子 ]価格:1,728円(税込、送料込) 今回、英検を受験してみてリスニングの力が弱いことを感じたので、基本のトレーニングをしてみようと取り組んでいます。

連想読書2

壁抜け男 [ マルセル・エーメ ]価格:2,160円(税込、送料込) 前回の連想読書1で紹介した「旅のラゴス」の中で、主人公のラゴスが壁をすり抜けることのできる男と出会います。そこで今回、そのお話からこの「壁抜け男」マルセル・エーメ著 中村真一郎訳 早…

最近読んだ本「ビジネスに効く最高の「読書」」

いつも自分が選ぶ本とは違う本を読んでみたくなり、書評の本を読んでみました。読み物としてもとても面白い本です。 ビジネスに効く最強の「読書」 [ 出口治明 ]価格:1,512円(税込、送料込)